CHALLENGE
課題
YouTubeには質の高い教育コンテンツが大量にあるが、「見て終わり」になりやすく、動画スクールのような学習体験(要点把握・確認テスト・復習)が無い。YouTube公式のコース機能はチャンネルをまたいだカリキュラムが組めず、クイズもクリエイターの手作業が前提になる。既存の動画にAIで学習の仕組みを後付けし、YouTubeをそのまま「学習ツール」として使えるようにするために、自社プロダクトとして開発した。
APPROACH
取り組み
- 字幕に依存せず、Gemini APIにYouTube動画を直接渡して音声と映像を解析。要点(3つ+タイムスタンプ)と4択テストを1回のAPI呼び出しで構造化JSONとして生成する
- 登録時に全動画を解析せず、視聴時にオンデマンド処理。生成結果はSupabaseにキャッシュし、同じ動画は2回目以降・他ユーザー横断でもAPIコストがかからない
- APIキーをアプリ側に持たせず、Supabase Edge Functions経由でGeminiを呼び出す。レート制限と入力バリデーションもサーバー側で行う
- 初期版はログイン不要の端末ID方式。Row Level Securityで端末単位にデータを分離し、認証基盤の実装を後回しにして初期投資を抑えた
- App Store審査を見越して、YouTube公式IFrame Playerのみ使用・ダウンロード機能なし・プレーヤー上にUIを重ねない、を設計段階で固定
- 運営がキュレーションする「おすすめコース」は事前解析済みで、大半のユーザーが追加コストなしで学習できる構造
TECH
技術
- Swift / SwiftUI(MVVM)、XcodeGen
- Gemini API
- Supabase(PostgreSQL / Edge Functions / Row Level Security)
- Google Cloud(YouTube Data API v3)
- YouTube IFrame Player API
- StoreKit 2(サブスクリプション)、iOSローカル通知
- Firebase Analytics
- 設計・UIモック: Pencil
OUTCOME
結果
App Storeで配信中。動画の登録→再生前の要点表示→視聴→AI生成テスト→採点と復習案内、という学習ループが全て稼働している。公開後もアップデートを継続している。
SCALE
規模
- 13画面のiOSアプリ。企画・技術調査・設計・実装・審査対応まで一人体制
- 45分以内の動画を解析対象とし、生成結果はユーザー横断でキャッシュ共有
- ダウンロード数・有料転換率は非公開
OTHER