IT-SUPPORT / RPA / AUTOMATION
新規PCのキッティングを自動化
PC自動セットアップ
CHALLENGE
課題
顧客企業へ納品するWindows PCのセットアップを、現場オペレーターが1台ずつ手作業で行っていた。初期設定(OOBE)の画面操作、Microsoftアカウント作成の回避、PC名とローカルアカウントの設定、不要なプリインストールアプリの削除、業務アプリの導入、BitLockerの有効化と回復キーの保存。工程が多く、時間も品質もオペレーター次第だった。まず30台規模の案件で自動化し、その後は案件を問わず使える基盤にすることが求められた。
APPROACH
取り組み
- 第1弾として顧客別の専用スクリプトを2本作成し、実機テストでの手戻りを重ねながら現場運用に合わせた(台帳ではなく対話入力、USBを挿したまま1台ずつ実行など)
- 第2弾として案件に依存しない汎用基盤を設計。テキストの設定書(PC名・ユーザー名・パスワード・WiFi)をUSBに置くだけで応答ファイルを自動生成し、sysprep 経由で初期設定を自動化
- 再起動をまたぐ処理は自動ログオンとタスクスケジューラで継続し、状態ファイルで進行中の工程を管理。最後に BitLocker・PC名・失敗有無を総合判定して完了を表示
- 中古機で sysprep が止まる原因(ストアアプリのバージョン不整合)を自動診断し、原因アプリを画面に表示して選択削除・自動再実行できるようにした
- sysprep を強制終了する処理は全廃し、判定に迷う場合は「失敗」と表示せず終了を待つ設計にした
- 業務アプリは最新版の入手先を自動解決して導入し、成功した実体をUSBに書き戻す。現場を回るほどUSBが最新版を持ち歩き、ネットに繋がらない環境でも同じ結果になる
TECH
技術
- PowerShell 5.1、Windows 11 Pro、バッチファイル
- sysprep、autounattend.xml(応答ファイル)、監査モード
- タスクスケジューラ、AutoAdminLogon、BitLocker
- winget、curl.exe、DISM
- USBメモリ配布(物理USBで現場に展開)
- Git
OUTCOME
結果
汎用版の実機検証を完了し、納品済み。顧客別の専用版2本もあわせて現場で稼働中。オペレーターは設定書を埋めてUSBを挿し、電源を入れるだけで一連のセットアップが完了する。バージョンアップはUSB内のフォルダを差し替えるだけで済む構成にしてある。
SCALE
規模
- 初回案件は30台規模
- 顧客別専用版2本+汎用版1本
OTHER